噛み合わせ|熊本市南区の歯医者

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噛み合わせ

噛み合わせと不定愁訴

噛み合わせと不定愁訴

体力がない、疲れやすい、元気がない、うつなどの身体や精神の不調、頭痛、目のかすみ、鼻炎、顎関節の症状、首すじのこり、肩こり、背中の痛み、五十肩、腰痛、手足の冷え、便秘、下痢、生理不順、生理痛、不眠などのいわゆる不定愁訴、キレル、姿勢が悪い、歩き方がおかしいなどの諸症状に悩まされている患者さんは、国民の30%以上もいると報告されています。

これらの不定愁訴は、病院などで各種の検査を行なっても異常は見られません。しかし、不快症状は持続しています。
このような状態を、未だ発病していない「未病」状態と呼びます。
このような未病といわれる症状こそが、あごのずれと深いかかわりがあります。

従来、このような症状を持つ患者さんは、整形外科、神経科、耳鼻科、眼科、内科、心療内科や、さらには整体、カイロプラクティック、柔道整復、鍼灸などの診療所を訪れ、種々の検査や治療を受けても治療効果が得られないだけでなく、「異常はない」、「原因がわからない」として放置されたり、 単に対症療法が試みられるだけであったり、疼痛をとるための薬物療法のみを受けてこられたりしたという方が大部分です。

あるいは更年期障害、自律神経失調症などと診断されて、なかばあきらめるしか仕方がないと説明されたり、その病気と一生付き合わなければならないと因果を含められたりして放置されてきたというのが実情です。
前述されたような症状が自分にある時、「歯科に行こう」と考える方がどのくらいいらっしゃるでしょうか。もちろん、明らかな炎症や腫瘍などの原因が認められる場合には、それを治療する事によって完治するでしょうからお医者さんで検査等を受けられる事は大切だと思います。ところが、前述されているように、調子はずっと悪いのだけれども検査をしても何も異常値が認められず、やむを得ず原因ではなく症状をとるためだけの痛み止めなどの処方が続いたり、本人は苦しいにもかかわらず、気のせいとか、なまけグセなどと言われて片づけられることもあるようです。

かみ合わせ治療を行うと、このような西洋医学の谷間に置き去りにされたような患者さんがどんどんよくなっています。ではなぜ歯を治したらその様な不定愁訴が治るのでしょうか。

これらは東洋医学的な色合いが強く、まだ実験や研究でその理論的背景が明らかにされていないものがほとんどです。ですから、西洋医学的発想の強い方は嫌ったり、批判したりする傾向もありますが、大切なのは患者さんが治るというという現実です。東洋医学の針、お灸、つぼ、経絡などなど実証されていないけれども効果はあると言うものはたくさんあります。そのあたりを柔軟に考えて取り組んでいけば、より患者さんの健康や幸せにつながると思っております。健康は何物にも代えがたい財産だと思います。

首のこり

首のこ

様々な場所にこりを抱えている方がいらっしゃいます。それが病気だと認識している方は、そんなにたくさんはいらっしゃらないと思います。
こりがあるということは、そこの筋肉が疲労して、老廃物が筋肉の中に溜まっていると言う事です。
あんまやマッサージで楽になるのは、それらを強制的に排出させる事により、筋肉が楽になるからです。

上記のこりの中でも、一番気をつけなければいけないのが首のこりです。これは万病のもとと言っても過言ではありません。なぜでしょう?
体全体を統括するのは脳です。
ここから神経を伝って全身に情報が流れるわけですが、それは当然首の骨の中を通って全身に広がっていきます。
首がこるということは、そこの筋肉が硬直して首の骨(7つの骨が合わさって頚椎を構成しています)にずれがでます。
すると当然その中を通っている神経を圧迫して、痛みやしびれなど全身に悪い影響が出てきます。

また、この頚椎の両側を椎骨動脈という心臓から脳に血液を運ぶ血管が通っていますが、首の骨がずれたり筋肉がこったりすると、それが圧迫されて血液の流れがわるくなります。
脳という組織は臓器の中でも、ものすごく栄養や酸素を消費する臓器です。通常で全身の20パーセント、多い時は50パーセントを使うと言われています。
血流が阻害されると、当然それらが不足する事になり、脳の活性が落ちて全身の様々な症状につながってきます。
脳への血液が数分止まると回復不能なダメージとなり、植物状態や、脳死といったものにつながるのはよくご存知だと思います。

ある調査によると、姿勢と筋肉の血流量と筋収縮の程度を測定したところ、耳の穴と目を結ぶ線が水平より10~20度上を向いて、後頚筋がリラックスしている状態に対して水平から10度下を向いた状態では、血流量が3分の1に減少するという結果が出たそうです。
しかも、上を向いている状態は、筋肉の放電量も少なく、筋肉は弛緩しているが、下を向く角度が大きくなるにつれて、放電量が多くなり、筋収縮が強くなると報告されています。

うつ病をわずらっている方は、100%猫背です。
当然首も前に傾斜しています。
胸を張って元気よく歩くうつ病の方を見たことはないでしょう。(猫背が必ずしもうつ病になるとは限りませんので)。
今の子ども達がゲームに熱中している姿勢をよくみてください。
どうでしょう。同じ様な姿勢になっていませんか。
事実、肩や首のこりなどを訴える子ども達が急増しています。
小学生からうつ病あるいはうつ傾向を示す子ども達の増加が大問題となっています。

最近よく聞かれる引きこもりやニートといった問題も、このあたりに原因がある場合もありそうです。
首のこりは、自覚している方も多くいらっしゃいますが、無自覚の方も結構いらっしゃいます。
最初に「首はこりますか」とお尋ねすると、「いいえ」と答えられますが、問診表(全身の健康に関する)を見ると、どうも問題がありそうなので触診すると、こちこちにこっている場合が多いです。
長い間、こっている状態が続いたためそれに慣れてしまい、その状態が普通だと思い込んでしまいます。
かみ合わせの治療を行って、本当にリラックスした状態を知って、初めて以前かなりこっていた事を再認識されます。

アルツハイマーと噛み合わせの関係

歯のかみ合わせが悪いと、アルツハイマー病の原因とされる「アミロイドベータ」と呼ばれるタンパク質が脳の海馬に増えることを岡山大大学院医歯薬学総合研究科の森田学(もりた・まなぶ)教授のチームがラットで突き止め、15日発表した。

アルツハイマー病はアミロイドベータが脳内に蓄積し、海馬では神経細胞に影響して記憶障害を起こすのが一因とされる。
チームは「歯が抜けたり、入れ歯が合わなかったりする人は、治療をすることでアルツハイマー病の予防や進行を抑えられる可能性がある」としている。
実験では上の奥歯を削ってかみ合わせを悪くしたラットは8週間後、血中のストレスホルモンが増えたことにより、歯を削っていないラットに比べ、アミロイドベータが4~5倍多く蓄積した。

また、削った奥歯を治療してかみ合わせを直したラットは4週間後、ストレスホルモンとアミロイドベータがほとんど増えず、歯を削っていないラットとほぼ同じ数値にとどまった。
同チームは「かみ合わせが悪いと脳に刺激が伝わりにくくなり、ストレスを感じて、アミロイドベータが増えるのではないか」と分析している。

咀嚼(そしゃく)運動

咀嚼(そしゃく)運動

ギリギリと動かす運動を、専門的には「限界運動」と呼びます。噛んだ位置から下顎を前後左右の動く限界の位置まで動かしますので、こう呼びます。でも、前述しましたように、1日のうちで意識してその様な運動を行なう事は通常はほとんどありません。
では、物を食べる「咀嚼運動(そしゃくうんどう)」を調べてみると、実は全く違う動きをしています。これで、何となく噛みにくいという訴えの答えが見えてきました。

つまり、歯科医院で行なう調整では、咀嚼運動にマッチした調整はできていないと言う事です。どうでしょう。皆さん驚かれたのではないでしょうか。この咀嚼運動を理解している歯医者は、実はあまり多くないというのが現状です。我々が学校で教えられるのは前述した限界運動に基づく理論で、また、私も毎月たくさんの歯科の本を取り寄せて読んでいますが、そのほとんどが、やはり限界運動に基づいた治療が載っています。

実は、私自身も歯科医師になって20年近くなりますが、そのことを知ったのは約10年前です。ほとんどの歯科医師が、まだその事に気付いていないか、もしくはそれを意識した治療を行っていません。と言う事は、よく噛める・噛みやすい歯を入れていないという事になります。

咀嚼運動は物を噛むときの運動ですので、口の中で歯を調整する時に再現する事はできません。物を食べる時、下顎を意識して動かす人などいませんので、不可能です。では、どのようにすれば噛みやすい歯を作る事ができるのでしょうか。誰でも噛みやすい歯を入れたいですよね。かなり専門的な所ですのでわからない事がありましたら遠慮なく私に質問して下さい。

咀嚼運動の理解

咀嚼運動の理解

咀嚼運動(そしゃくうんどう)とは、文字通り物を食べるときに行なう顎の運動です。
皆さんは、歯科医院で歯を作る時に、当然物が食べやすいように調整してもらっていると思われているでしょう。では、歯科医院で行なわれる調整を思い返してみてください。(歯が丈夫で歯科医院で歯を入れたことがない方はイメージが湧きにくいと思います。ごめんなさい)まず、赤や青の紙(咬合紙)をカチカチと噛んで、印がついた所が高いところですので、そこを専用の道具で削って行きます。

何回か調整を行なうと、他の歯の当たりとほぼ均等になって違和感を感じなくなります。(歯は10ミクロンの厚さを感知するそうですので、実は非常に微妙な調整です)

次に、今度はギリギリと歯ぎしりをして下さいといわれ、横に動かした時に変な当たりや引っかかりがないように、さらに調整をくり返します。 そして、違和感がなくなった時点で、きれいに研磨し直して、めでたく歯にセメントで接着して終了となります。

ここから少々難しい話になりますが、その様に精密に調整された歯を入れたにも関わらず、別に違和感や高い感じはないのに何となく食べ物が噛みにくいとおっしゃる方がいます。特に奥歯を何本もいっぺんに入れた場合にありがちです。 これはなぜでしょうか?

歯科医からは、「きちんと調整してあるのでそのうち慣れる」と言われて、痛みも違和感もないので、そうなのかと何となく納得させられている場合もあると思います。でも何となく噛みにくいが、こんなものかなと、すっきりしない気分が残ります。

もう一度、歯を調整する時の事を思い浮かべて下さい。高さをあわせる時のカチカチはいいのですが、その後、歯をギリギリと動かす運動はどうでしょうか。皆さんは、今日1日で、自分で意識してその様な顎の運動を何回されたでしょうか?多分、1回もされていないと思います。だんだん頭がこんがらがって来ましたね。1回も行なわないような動きを歯科医院ではあえてさせられて調整を行ないました。これをどう考えますか?

つまり咀嚼運動とは

つまり咀嚼運動とは

目の前に美味しそうなステーキがあります。それを食べるためには、まずナイフとフォークを使ってお肉を縦と横に切って(せん断)食べやすい大きさにします。その後、お肉を口に入れてグッと噛んで(圧断)、最後にギュッとすりつぶした時(臼磨)、お肉の中から美味しいブイヨン(肉汁)がじゅっと出てくるので、お肉の美味しさを味わう事ができます。

咀嚼は主に奥歯で行なわれますが、人間の歯では食べ物を噛むときに、先ず前述した縦切りと横切り(せん断)が一度に行なわれます。

その後、上下の歯がきちんとかみ合ったときに食べ物が押しつぶされ(圧断)、上下の歯が次の咀嚼運動に移る時に食べ物がすりつぶされ(臼磨)て初めて食べ物の味を美味しく味わう事ができます。

お肉を切るときに、切れない、あるいは切れの悪いナイフを使うとうまく切れなかったり、余分な力が必要になったり、時間がかかったりします。よく切れるナイフだと最小限の力でスパッと切る事ができます。これ歯に置き換えて考えると、歯が咀嚼運動に適合していないと余分な力が歯にかかるため、歯がダメージを受けてぐらついてきたり、顎の関節に無理が来て痛みが出たり、カクカクと音が鳴るようになったり、口が開かなくなったりする事があります。咬む力は自分の体重くらいかかると言われていますので、歯にひびが入る人が大変増えています。

歯のぐらつきと歯の調和

歯がゆるんでくるのは歯周病のせいだと歯科医院では説明されがちですが、実は歯の位置や形がこの咀嚼運動に調和していないため、無理が重なって歯を支える骨が溶けてきてぐらついている場合も私が見る限りではかなりあるように感じられます。特に1、2本の特定の歯のみが骨の吸収が進んでいるような場合はそうだと思います。

従来の歯周病の考えでは、歯周病は歯周病菌によって引き起こされるものですので、多少の差はあれ、お口の中全体的に進んでいくと考えられます。一部分だけ急に進行するというのは説明がつきにくくなります。咀嚼運動に原因があるとすれば、いくら歯周病の治療を行っても治らないと言う事になります。

咀嚼運動を測る

咀嚼運動を測る

では、咀嚼運動をどのように測るかと言いますと、やはりそれ専用の機械を用いて行ないます。私が使用しているのはシロナソアナライザーというコンピューターを使った機械で、ガムを噛んでもらいながら下顎の動きを3次元的に測定していきます。その結果を見ながら、専用の咬合器(歯を作る時に用いる機材)で歯の模型をさらに分析します

シロナソアナラーザーは、値段が国産の高級車1台分くらいしますので、私も有り金を全部かき集めて、泣く泣くやっと購入しました。これがなければ咀嚼運動を計る事ができませんので仕方がありません。

理想的な咀嚼運動は、個人差なくほぼ同じ様な動きをすることが研究で解っています。これが一人一人違うとなると、治療も非常にややこしくなるのですが、ほぼ同じになると解っていると、ある程度理想的に作製して、個々に合わせて微調整すればよくなります。

しかし、ここで一つの問題が出てきます。全ての歯を治療する場合はそれが可能ですが、1、2本の少数歯を治療するとなると、どうしても残っている歯の制約を受けてしまいます。1、2本だけで理想的な咀嚼運動を再現する事は不可能です。逆にいえば、理想的な咀嚼運動を再現しようと思えば、お口の中全体を一つの単位と考えた、全顎的な治療が必要となります。

ズレが少ない方は、かみ合わせの微調整で済む場合もありますが、ずれが大きい方はかみ合わせを作っていかなければいけませんので、場合によっては虫歯も何もない歯を多少削って被せ物をしなければいけない場合もあります。さらにズレが大きいと、矯正治療が必要になる場合もあります。

咀嚼運動と歯並びの関係

咀嚼運動と歯並びの関係

一見、きれいな歯並びをしている方でも咀嚼運動が乱れている方はたくさんいますし、その逆もあります。もちろん、歯並びが悪ければ、さらに咀嚼運動の不調和は出やすくなるでしょう。

矯正治療を受けた方など、一見非常にきれいに並んでいるのですが、全く噛めていないという場合もかなりあります。あまり書くと矯正の先生に角がたちますので控えますが、矯正治療後に体調を崩している方が非常にたくさんいらっしゃるというのも現実です。

理想的な咀嚼運動を邪魔する歯があると、人間は適応力でそれを無意識に避けるようになります。その結果、よくない運動が定着します。例えば、片足にけがや捻挫などをすると、それをかばうような不自然な歩き方になります。その時点では、そうしないと歩けない訳ですので状態に適応していると言えます。もちろんバランスやリズムは崩れていますので理想的な歩き方からはかけ離れていますので、それがあまり続くと筋肉痛などの別の問題が生じる場合もあります。

咀嚼運動も同じで、無意識のうちに邪魔する場所を避けるような動きが定着します。歯は、けがのように短期間に治癒するような状態の変化は少ないですので、そのパターンはかなり体にしみこんでいます。しかし、脳の中には理想的な咀嚼運動パターンがインプットされていますので、たまにその運動が出てきます。すると、当然どこかに強く当たったりする場所がでてきます。

毎回ではありませんが、そのストレスが蓄積していくと、ある特定の歯を支えている骨が溶けたり、修復物が何度作ってもはずれたり壊れたり、歯にひびが入ったり、あるいは歯も骨も丈夫な方は顎の関節に無理が来たりします。歯周病や歯ぎしりのせいにされている疾患の中には、実はこの咀嚼運動の不調和が原因となっているものが、実はかなりあるのではないかと思われます。

理想的な咀嚼運動は体全体に良い影響を与えます。歯科が全身の健康に寄与できる部分がこれからますます広がっていくのではないかと思います。まだまだ認知度が低いですが、1人でも多くの方に知っていただき、その恩恵を受けていただきたいと思います。我々専門家でもなかなか理解しずらい部分がありますので、なにかわかりにくい所がありましたら、どしどし質問してください。

噛み合わせ治療による頚椎(首の骨)配列の変化

噛み合わせ治療による頚椎(首の骨)配列の変化

首の大切さはこのホームページ上でも詳しく述べております。
首の骨も含めた人間の脊柱(背骨)は、1本の骨ではなく、積み木を重ねたような形態をしております。
それを筋肉や靭帯などで四方八方に引っ張って立っています。丁度、テントの支柱をロープで引っ張って、立てているような感じです。つまり、骨の並びはこの引っ張る力加減で決まります。

首の骨(頚椎)は7つの骨から出来ており、正常な首は顔の前方に向かって緩やかな湾曲をしております。(右の写真をクリック)
ところが、かみ合わせから起こる筋肉バランスの不良から、それを補償するように頚椎配列が乱れ、それが様々な病気の要因となっています。
整形外科に行くと、「頚椎ヘルニア」とか「頚椎すべり症」とか様々な診断名を付けられて、経過観察や場合によっては「手術」を言い渡される事もあります。
仮に手術をしても、骨だけで筋肉や靭帯は触りませんので、そのアンバランスは残り、症状の後戻りを起こす事があります。やはり根本原因を解決する必要があります。

今回提示する症例は、かみ合わせ治療だけで症状の改善を見た例です。 (右の写真をクリック)

当医院では、他にも多数の患者様の、かみ合わせ治療を行っておりますが、やはり皆さん頚椎配列の変化(正常化)が起こっております。また、それに連動するように胸の骨(胸椎)や腰の骨(腰椎)の並びも変化して行きます。
首は万病の元です。まさにネック(命取り)ですので、注意されて下さい。

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