むし歯は不治の病|熊本市南区の歯医者

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むし歯は不治の病

2016年08月01日

 

多くの方が虫歯の治療を受けた経験をお持ちだと思います。虫歯の発生機序を少しおさらいしてみます。虫歯は細菌感染症であり、虫歯の原因となる細菌が栄養分として食物中の糖分を取り込み、酸を出します。その酸によって歯が溶けて(脱灰)穴が開いて行くのが虫歯です。ちなみに虫歯の原因菌と歯周病の原因菌は違います。若い時、全く虫歯にならずに歯科医院に縁のない方は、知らないうちに歯周病が進行している場合がありますので要注意です。虫歯が無くても30歳を過ぎたら歯周病の検診に行かれることをお勧めいたします。

口の中の細菌をゼロにすることは不可能ですが、その数を少なく抑えていれば虫歯や歯周病にはなりません。つまり、予防を徹底すれば防ぐことができる病気です。

さて、虫歯になれば、歯科医院で治療を行います。小さいむし歯でしたら白い合成樹脂や金属の詰め物を行います。大きくなれば、セラミックや金属の被せ物を行います。この状態を歯科治療的に見れば、「治癒」となるのですが、歯が虫歯になる前の健康な状態に戻っているかといえば、そうではありません。皮膚などの傷は完全に治癒しますが、それは周りの血管などから治癒に必要な材料が供給され、組織の細胞が分化して修復されるからです。歯の場合は、一度歯肉から萌出したらまわりに組織がありませんので修復機構が働きません。(ごく初期の虫歯は唾液の作用による再石灰化があります)歯は結晶構造をしていますが、歯科医院で治療を行っても、その構造が元に戻っている訳ではありません。例えて言うと、事故を起こした車が板金等の修理を行って一見きれいになおっているようでも、その車が新車に戻っている訳ではなく、扱いとしては事故車となります。内部に、目に見えない破損やひずみが残っている場合もあります。歯も同じです。

治療して歯を削れば、どうしても歯の強度は落ちます。もちろん、必用があって削るのですが、治療を繰り返すたびに、さらに歯を削りますので、その分さらに強度が落ちて歯の破折等の原因となり、最後は抜歯という経過をたどってしまいます。

だとすれば、やはりむし歯にかからないという事が大切になります。先にも書きましたが、虫歯は防ぐことができる病気です。原因となる歯垢をしっかりと取り除き、歯の質を強くするフッ素などを併用すると良いと思います。ただ、歯ブラシだけで取り除くことができる歯垢は最大でも6割程度と言われています。歯のすき間や歯と歯茎の境目など、どうしても歯ブラシが届かない部分は我々プロにまかせていただき、定期的にクリーニングされることをお勧めいたします。

歯が多く残っている方は、医科も含めた総医療費が少なく済んでいるという統計がたくさん出ております。それだけ、歯が残っていれば元気で健康であるという証拠です。口腔内の崩壊は1本の虫歯から始まりますので、ぜひ、症状が無くても歯科医院で定期健診と予防処置を受けられて下さい。

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