日本の保険制度とは|熊本市南区の歯医者

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日本の保険制度とは

2016年09月16日

日本には国民皆保険制度があります。これは日本が世界に誇る制度で、保険証があれば日本全国どの病院にかかっても、同じ病名に対して行われる同じ治療では、患者負担額が同じになります。また、負担割合も基本的に0割~3割と、比較的安価で治療が受けられます。その為、病気になる前の予防医療がなかなか進まない(悪くならないと、足が向かない)という面もありますが(外国では日本の何倍もの治療費がかかりますので、悪くしないという予防医療が盛んです)それを差し引いても素晴らしい制度だと思います。

しかし、ここに落とし穴もあります。それは、治療の質は問われないという事です。例えば、私は歯科医師になってやがて30年になりますが、同じ疾患に対して私が行った治療と、今年大学を卒業した新米歯科医師が行った治療の値段は同じです。もちろん、新人でも上手な人もいるとは思いますが、これは、ある意味、平等をうたう社会主義的な統制経済とも言えます。

他の業種で、例えば名人と言われる人が作ったものと、駆け出しの修行中の人が作ったものが、同じ値段という事はあり得ないと思います。しかし、保険医療の世界では、それが当たり前のようにまかり通っています(自由診療は別です)

ドクターの技量を図るのは、なかなか難しいと言えます。私も近くの歯科医師がどのくらいの技術をお持ちなのかは、正直わかりません。口コミや評判もあるかと思いますが、患者さんが判断される基準と、我々専門家が判断する基準はかなり違いいます。

転院する事はは自由ですので、ぜひ、自分の足で、自分に合う医院を見つけてください。そして、ここと思ったら自分のかかりつけ医として長くお付き合いされて下さい。

 

 

 

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